健診センターのご紹介
日本の平均寿命は、男性80.2歳、女性86.6歳と男女ともに80歳を超え世界の最長寿国です。これは日本が戦後、衛生水準の向上、国民健康づくり運動、健康増進運動に取り組んできた成果です。誰でも人生80歳を超えて健康で生き生きとした生活を送りたいと思いますが、健康に自立して日常生活できる健康寿命は男性で70.4歳。女性で73.6歳です。言い換えれば平均して男性の晩年9年、女性の12年は介護が必要な心身が不自由となる期間です。どうしたら健康寿命が延ばせるかは人生を考える上で大きな意味を持ちます。
健康寿命を脅かすのは、中高年を過ぎて増加する脳血管障害循環器疾患、がんの3大疾患を始めとし、呼吸器疾患、慢性腎臓病、運動器障害(ロコモティブシンドローム)などの慢性病です。
厚生労働省は、「健康日本21」政策の方向として、健康寿命の延伸を目的に、がん、循環器疾患、糖尿病、COPD(喫煙による肺気腫)、歯の健康など生活習慣病の発症予防、高齢者の社会生活機能の維持と向上を掲げています。
医学が進歩した現在、自分の健康状態を良く知ること、病気があっても医療者とともにその病気の情報を共有しつつ医療サービスを受け、自らも健康の自己管理・予防することにより健常な人と同じような日常生活(運動、食事、運動など)を送ることが可能になりました。
そのためには健康な時から健康診断・人間ドック、特に専門的ながん検診、心臓病ドック、脳ドックを利用して生活習慣病やがんを早期発見して早期治療し、さらに予防に努めることが重要です。
佐々総合病院の健診センターは、健康診断、専門性の高い人間ドックや脳ドック、がん検診(胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、肺がんなど)を受けて頂くことにより被検者様の健康状態をご説明するとともに保健指導を行い、必要あるときは病院内の専門的な医療サービスのご案内をさせていただきます。
健康寿命を脅かす疾患
- 脳血管障害
- 脳梗塞、脳出血
- 循環器疾患
- 心筋梗塞、狭心症、不整脈
- 呼吸器疾患
- 気管支喘息、肺気腫、肺炎
- 慢性腎臓病
- 人工透析
- 運動器障害
- ロコモティブシンドローム(関節痛、骨粗鬆症)
- がん
- 胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、肺がんなど
- 代謝性疾患
- 糖尿病
早期診断・予防に役立つ検査
- 脳血管障害
- 脳梗塞/脳出血/動脈瘤の診断
↓
脳検査(頭部MRI・MRA) - 循環器疾患
- 不整脈の診断
↓
心電図 - 呼吸器疾患
- 肺がん/間質性肺炎/結核の診断
↓
胸部レントゲン、胸部CT慢性閉そく性肺疾患の診断
↓
肺機能検査、胸部CT - 消化器疾患
- 肝硬変の診断
↓
腹部エコー胃・大腸がん/胃潰瘍
↓
胃内視鏡、ピロリ菌検査、便潜血検査 - 慢性腎疾患
- 腹部エコー
- 代謝性疾患
- 肥満・内臓脂肪
↓
腹部エコー、腹部CT甲状腺
↓
甲状腺ホルモン - 運動器障害
- 骨粗しょう症
↓
骨密度 - がん
- 腫瘍マーカー、内視鏡、腹部エコー、CT、MRI、マンモグラフィ、乳腺エコー
医師紹介
-
役職 名誉院長,健診センターセンター長
専門分野 一般外科
藤間 利之Touma Toshiyuki
診療科乳腺外科
資格日本外科学会認定登録医
マンモグラフィ読影認定医経歴1981年 金沢大学卒業
1981年 東京大学第3外科入局
1983年 公立昭和病院
1986年 東京大学第3外科
1989年 横浜逓信病院
1995年 佐々総合病院