救急・災害部は、西東京市ならびに北多摩北部地域の救急医療を担うべく、これまでの“救急科”を引き継ぐ形で2020年に発足しました。
我々は西東京市を中心として救急医療が必要な患者様の急性期治療や救急車の受け入れを積極的に行っており、患者様受け入れの件数のみならず治療の質においてもナンバーワンを目指すべく救急専門医を中心としたチームを編成しております。
[救急車受入件数推移(2018年度~)]
また、いつかやってくる大地震などの大規模災害を想定し地域の皆様に貢献するべく災害拠点病院としての準備を平時からすすめており当科はその中心を担っております。
大規模災訓練の様子
それだけでなく日本DMAT(ディーマット:災害医療支援チーム)の資格を有する医師・看護師・医療調整員(ロジスティックス)などを保持し被災地への災害派遣を行う準備を常に行っております。
急変時対応研修の様子
2016年の熊本地震や2020年のクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号における新型コロナウイルス感染クラスターの際には厚生労働省からの要請のもと当院のDMAT隊が出動し災害支援を行った実績もあり、こうした経験も平時の地域医療や今後の災害医療に活かすべく活動していく所存です。
佐々総合病院の災害支援活動
[ダイヤモンドプリンセス号に派遣]
[令和6年能登半島地震の被災地へ]
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震。当院は全日本病院協会と厚生労働省DMAT事務局の要請を受け、1月9日と26日からの2回(それぞれ3日間)、専門訓練を受けた災害派遣医療チーム「佐々総合病院DMAT隊」が石川県七尾市、能登町、羽咋市、宝達志水町などへ。各本部の指示のもと、被災者様や被災病院の支援のための医療活動を行ってまいりました。
[TMG医局症例検討会の様子]
2024年1月20日開催のTMG医局症例検討会に当院副院長で救急・災害部部長を務める竹内俊介医師が登壇。「令和6年能登半島地震」の被災地へ向かった災害派遣医療チーム「佐々総合病院DMAT隊」の活動などについて発表しました。当院は1997年に厚生労働省より「災害拠点病院」に指定されており、災害発生時にも地域の皆様に深く信頼いただける病院を目指します。
診療担当医表
医師紹介
役職 副院長、救急・災害部 部長
専門分野 一般消化器外科
竹内 俊介Takeuchi Shunsuke
資格西東京市災害医療コーディネーター
日本外科学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器外科学会専門医
消化器がん外科治療認定医
ICD(インフェクションコントロールドクター)
日本DMAT(災害派遣医療チーム)
東京都身体障害指定医(ぼうこう又は直腸機能障害)
CBRNEテロ対策責任者1級経歴2001年 東邦大学卒業
2001年 東邦大学医療センター大森病院 一般消化器外科
2003年 東京都済生会中央病院
2004年 東邦大学医療センター大森病院 一般消化器外科
2005年 相模原中央病院
2006年 東邦大学医療センター大森病院 総合診療急病センター
2008年 佐々総合病院役職 救急・災害部 医長
専門分野 消化器外科
尾本 健一郎Omoto Kenichiro
資格医学博士
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会 専門医
消化器がん外科治療認定医
日本腹部救急医学会認定医
東京都身体障害者指定医(人工肛門)
日本救急医学会専門医・指導医
ICD(インフェクションコントロールドクター)
日本臨床栄養代謝学会TNT講習修了
JTCR(日本外傷診療研究機構)JATECコース講習修了
全日本病院協会臨床研修指導医講習修了
緩和ケア講習修了
日本救急医学会ICLSプロバイダー
日本DMAT(災害派遣医療チーム)
東京DMAT
経歴1992年 青森県立中央病院初期研修(産婦人科)
1996年 日本医科大学付属附属病院高度救命救急センター
1996年 川口市立医療センター救命救急センター
1997年 千葉県亀田総合病院(外科)
1999年 山梨県立中央病院救命救急センター
2001年 癌研究会付属病院 呼吸器外科レジデント
2004年 日本医科大学付属附属病院高度救命救急センター
2007年 武蔵野赤十字病院救命救急センター
2010年 日本医科大学付属附属病院高度救命救急センター
2012年 国立病院機構東京医療センター(救急科・外科兼務)
2021年 日本医大多摩永山病院救命救急センター
2023年 佐々総合病院