股関節センター

股関節外来のご案内

股関節の病気は、診断・治療が難しい分野で、成人の変形性股関節症大腿骨頭壊死、小児のペルテス病大腿骨頭すべり症など、重篤なものが少なくありません。

当院の整形外科では、股関節外来(予約制)を行っております。 股関節の病気でお悩みの方は、ご受診ください。

股関節センターからのご連絡

4月より下記の体制を中心として診療を行います。

 

股関節センター長

渥美 敬

昭和大学名誉教授
佐々総合病院特別顧問/股関節センター長
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研究発表・講演について>>
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股関節センター副センター長

 

中西 亮介

 

 

 

 

 

中村 彰太

 

 

 

 

サポートスタッフ


 

 

吉川 泰司

昭和大学整形外科学講座
准教授
 

 

渥美 敬介

日本医科大学 整形外科 大学院
 

 


リハ部門(理学療法士)

科長 三瓶 秀明

主任 佐藤 涼

 

 

 

 

 

 

 

佐藤 康平

粕谷 岳志

 

 

 

 

 

 

 

多田 梓

内嶋 佑太

 

 

 

 

 

 

 

荒井 亜佳音

 

 

 

 

 

 

担当医紹介

渥美医師
渥美敬医師
昭和大学名誉教授
佐々総合病院特別顧問/股関節センター長
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渥美敬医師は、平成27年3月までは、昭和大学整形外科教授として年間200例に渡る多くの重症の股関節疾患の治療にあたってきました。
大腿骨頭壊死症に対し、自分の関節を温存する手術「骨切り術」を非常に多く行なっています。
関節温存手術について研究し、今では新しい手術法を開発、股関節の再建手術を長年に渡り多く経験しております。難易度の高い手術のため、日本のみならず各国から整形外科医が、当院に手術の見学に来られます。

また、小児専門病院から紹介で来られた、治療に難渋する重症のペルテス病や大腿すべり症のお子さんに対しても、可能な限り「骨切り術」を行っています。

人工関節の寿命は飛躍的に伸びましたが、それでも20-30年程です。

高度後方回転骨切り術シェーマ
高度後方回転骨切り術画像

人工股関節置換術の手術

骨切り術が難しい場合。例えば、壮年期から高齢の方に多く発症し、歩行のみならず普通の生活に難渋する疾患 末期変形性股関節症に対する「人工股関節置換術」も実施しています。「人工股関節置換術」は特殊な例を除いてMIS(Minimum Invasive Surgery, 最小侵襲手術)で行っており、術後早期歩行、2~3週での退院を目指しています。手術後1、2カ月で、普通の生活に復帰可能となり生活の質が著しく向上します。また、年齢に応じて人工股関節の種類を使い分け、より生活にあった手術に対応しております。

1.通常の人工股関節
通常の人工股関節
2.若年者に最小侵襲で行った、骨温存の人工股関節
若年者に最小侵襲で行った、骨温存の人工股関節

 

手術実績紹介

(単位:件)

主要手術名 2022年 2021年 2020年 2019年
人工股関節 全人工股関節置換術 58 66 59 77
全人工股関節再置換術 1 0
骨切り術 大腿骨弯曲内反骨切り術 1 2 4
大腿骨頭後方回転骨切り術 6 6 7 11
大腿骨外反骨切り術 1 2 2 3

武蔵野股関節カンファレンス

「武蔵野股関節カンファレンス」は、武蔵野多摩地域の股関節疾患の研究と診療の向上を図るとともに、地域の交流を深めることを目的とし、渥美医師が創設しました。
佐々総合病院はカンファレンスの事務局を務めております。

整形外科

外来担当医表・医師紹介

医師紹介

  • 役職 特別顧問/股関節センター長

    専門分野 股関節外科

    渥美 敬
    Atsumi Takashi

    診療科整形外科 , 股関節センター

    資格・医学博士
    ・日本整形外科学会専門医・指導医
    ・日本リウマチ財団登録医
    ・日本人工関節学会認定医
    ・日本体育協会公認スポーツドクター
    ・難病指定医(東京都)
    <所属学会>
    ・米国整形外科学会 (AAOS) 国際会員
    ・日本整形外科学会
    ・日本関節病学会名誉会員
    ・日本小児整形外科学会名誉会員
    ・日本骨折治療学会名誉会員、元副理事長
    ・日本人工関節学会前評議員
    ・日本股関節研究振興財団前理事
    ・日本股関節学会
    ・股Osteotomyを語る会代表世話人
    ・武蔵野股関節カンファレンス代表世話人
    <論文編集委員、審査員>
    ・Journal of Hip Preservation Surgery (Oxford University Press).
    ・Clinical Orthopaedics & Related Research
    ・Archives of Orthopaedic and Trauma Surgery
    ・Hip & Pelvis (Journal of Korean Hip Society)
    ・Scientic Reports
    ・Journal of Orthopaedic Science
    <その他>
    ・厚労省特定疾患特発性大腿骨頭壊死症調査研究班前班員(1981年~2017年)
    ・横浜地方裁判所 専門委員
    ・特発性大腿骨頭無腐性壊死のステロイド重篤副作用疾患別対応
    マニュアル作成委員

    経歴昭和51年 日本医科大学 卒業
    昭和51年 昭和大学藤が丘病院整形外科入局
    昭和58年 医学博士(昭和大学)
    平成7年  昭和大学藤が丘病院整形外科助教授
    平成16年 昭和大学藤が丘病院整形外科教授
    平成27年 昭和大学名誉教授
    平成27年 佐々総合病院名誉院長・股関節センター長
    平成29年 佐々総合病院特別顧問・股関節センター長

     

  • 役職 整形外科シニアアドバイザー、股関節センター副センター長

    専門分野 整形外科

    中西 亮介
    Ryosuke Nakanishi

    診療科整形外科 , 股関節センター

    資格・医学博士

    経歴2000年3月 昭和大学医学部卒業
    2004年5月 昭和大学医学部 助教(院外) 昭和大学藤が丘病院整形外科
    2004年6月 東戸塚記念病院整形外科
    2004年12月 昭和大学医学部 助教(院外) 昭和大学藤が丘病院整形外科
    2005年6月 横浜旭中央総合病院整形外科
    2005年12月 亀川病院整形外科
    2006年6月 新座志木中央総合病院整形外科
    2007年6月 昭和大学医学部 助教(院外) 昭和大学藤が丘病院整形外科
    2010年9月 昭和大学医学部 助教(病院長直属) 昭和大学藤が丘病院整形外科
    2013年7月 米国バージニア大学研究員
    2014年7月 昭和大学医学部 助教(院外) 昭和大学藤が丘病院整形外科
    2015年11月 昭和大学医学部 講師 藤が丘リハビリテーション病院
    2017年9月 昭和大学藤が丘病院整形外科 医局長
    2020年4月 国立病院機構静岡医療センター 整形外科診療部長
    2024年4月 佐々総合病院

  • 専門分野 整形外科

    中村 彰太
    Shota Nakamura

    診療科整形外科 , 股関節センター

    資格・日本整形外科学会専門医

    経歴2016年3月 東邦大学医学部卒業
    2016年4月 昭和大学病院 初期研修医
    2018年4月 昭和大学病院医学部整形外科学講座 助教
    2019年4月 虎の門病院 整形外科
    2020年4月 東京高輪病院 整形外科
    2020年10月 太田西ノ内病院 整形外科
    2022年4月 昭和大学病院医学部整形外科学講座 助教
    2024年4月 佐々総合病院

研究発表・講演について (医師を対象としたもの)

渥美先生の論文が掲載されました

昭和大学医学部整形外科学講座>お知らせ>渥美 敬 名誉教授の論文が掲載されました

西正智先生の論文が掲載されました

昭和大学医学部整形外科学講座>お知らせ>西 正智 先生の論文が掲載されました

第49回日本股関節学会学術集会

渥美先生がセミナーで発表されました。

渥美敬医師「大腿骨頭壊死の血行と高度後方回転骨切り術による若年重度壊死の治療戦略」
日程:令和4年10月28日(金)
会場:山形県やまぎん県民ホール
主催:日本股関節学会

第1回日本股関節学会 骨切セミナー

渥美先生が講演と手術の実技指導をされました。

渥美敬医師「大腿骨頭回転骨切り術の手術手技」
日程:令和4年4月15日(金)・16(土)
会場:名古屋市立大学ミッドタウンサテライト 名古屋市立大学先端医療技術イノベーションセンター
主催:名古屋市立大学整形外科
共催:日本股関節学会

第34回整形外科アップデートセミナー

渥美敬医師「大腿骨頭壊死-画像診断のコツと骨・関節温存手術-」
日程:令和2年2月8日(土)15:00~
会場:東京ドームホテル B1階「シンシア」

第4回武蔵野股関節カンファレンス

渥美敬医師「大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折(SIF)の診断と治療」
日程:令和2年1月25日(土)16:50〜
会場:三鷹産業プラザ
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第48回日本人工関節学会

Short Stem 渥美敬医師「―若年股関節疾患治療の選択肢―」
日程:令和1年2月28日(金)-29(土)
会場:東京国際フォーラム
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第47回日本関節病学会

特別講演 渥美敬医師「若年重度大腿骨頭壊死に対する骨頭回転骨切り術」
日程:令和1年11月21日(木)-22(金)
会場:ヒルトン福岡シーホーク
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第46回日本股関節学会学術集会

日程:令和1年10月25日(金)-26(土)
会場:シーガイアコンペンションセンター
詳細はこちら>>

スイス ベルン大学で行われた股関節国際シンポジウムにて講演

BERN HIP SYMPOSIUM, FEBRUARY 1-3, 2018
(2年に1度スイスのベルン大学で行われる高名な股関節シンポジウム)
演題:High degrees posterior rotational osteotomy for the treatment of Severe osteonecrosis in adolescents and young adults
日程:平成30年2月1日~3日
会場:スイス

海外から招かれた講師全員の記念写真

公開講座(地域の方向け)のご紹介

市民公開講座

佐々総合病院 市民公開講座「人工股関節と旅行・スポーツ」
日程:平成31年3月7日
会場:ルネこだいら 小平市民文化会館


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ベストドクターズ選出

渥美医師は、米国ベストドクターズ社から医師同士の評価によって選ばれる”The Best Doctors in Japan ”に2008-2009年から選出されています。

bestdr-2024

【Best Doctorsの選出方法について】
医師同士による相互評価でBest Doctorsを選出しています。
この調査は医師に対し、「もしご自身またはご家族がご自身の専門分野の病気にかかった場合、自分以外の誰の手に治療を委ねますか?」というアンケート(ピア・レビュー調査)をお願いし、一定以上の評価を得た医師を、Best Doctors in Japan™として選出しています。
また、この調査は定期的に実施し、常に医療の最前線で活躍している医師を選出しています。

手術見学

平成31年3月 メキシコの整形外科医であるMario Martinez Villalobos医師が渥美医師の手術見学のためご夫妻で来日されました。

ご予約・お問い合わせ先

診療日 ※完全予約制

ご質問等ございましたら、整形外科外来までお気軽にお問い合わせください。
また、ご予約はお電話か直接整形外科外来で受け付けます。
TEL 042-461-1535(代表) 担当:整形外科外来